言語聴覚士
仕事内容
当法人では森之宮病院とボバース記念病院、介護老人保健施設グリーンライフに言語療法士が配属され、森之宮病院、介護老人保健施設グリーンライフは成人を担当します。回復期病棟入院の脳血管障害を中心として急性期、生活期に至る症例が対象となります。マンツーマンの担当者制を敷き、特に回リハ病棟では平均入院期間3ヶ月と集中的なリハビリテーションを実施しています。症例に密にかかわることができリハビリテーションの成果も実感できます。対象は、失語症を初めとする高次脳機能障害や認知症、運動障害性構音障害や嚥下障害などです。在宅の症例に関しては外来の個別訓練や集団訓練、訪問リハビリまで対応しています。
ボバース記念病院では脳性麻痺及びそれに類似した疾患の乳幼児~成人までを担当します。母子入院から単独入院、外来まで長期的な経過をみることができます。言語療法科は両院で50名弱のスタッフを擁し全国的にも有数の規模を誇っています。脳性麻痺および脳血管障害による運動障害性構音障害や摂食嚥下障害は中枢性の運動障害からの影響が大きく、これらの運動障害に対してボバース概念を中心としたアプローチを行っています。中枢性の運動障害に対して理学療法士、作業療法士と共通の視点に立つことにより、より質の高い協働が実現可能となります。中枢神経障害に対する集中的なリハビリテーションの実施、専門性の高いセラピストの育成教育、より高い質のリハビリテーションを目指しての研鑽、これらが当法人の言語療法科の特徴です。
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教育制度・キャリアパス
言語聴覚士の卒後教育は、全国的に質、量ともに充実させることが求められています。その中にあって当法人は30年以上の実績をもとに、法人内での教育体制を構築してきました。まず、入職時、法人の新人教育(約5日)後にリハビリテーション部の新人教育に参加します。リハビリテーション部新人教育ではリハビリテーション全般に関わる部分とST治療に特化した部分に分かれます。新人教育は1か月半におよび、その間段階的にケースを担当していきます。
業務が本格化したあとの教育は、再教育、ケーススタディー、スーパービジョンが3つの柱になります。再教育では実技を含んだ研修を毎週行っています。再教育は全体とST科に分かれ、ST科での再教育は嚥下障害、失語症などの障害別の評価、治療方法、トピックス、などを学習します。ケーススタディーは週1回、実際の受診者の方に協力いただき評価、介入方法を少人数のセラピストで検討しています。スーパーヴィジョンはスーパーバイザー(管理職)がリハ時間に参加し直接治療場面で指導する教育方法です。
以上のような教育体制のもとに入職初期は回復期の脳血管障害後遺症のSTを中心に言語聴覚療法の基礎的な部分を習得してもらいます。その後は上記であったローテーションシステムに沿って小児分野~成人分野、入院~外来までの幅広い領域を経験してもらうようにします。
院内紹介・リハビリテーション部紹介動画について
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