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【歯科通信】歯並びとスポーツの関係

2016.10.28

スポーツをするにあたって、歯並びやかみ合わせがどのように影響してくるのか、考えたことはありますか。海外で活躍しているイチロー選手は1日に5回も歯を磨くほど、歯を大切にされています。では、なぜスポーツ選手にとって歯が大切なのでしょうか。

 

 

 

歯並びと姿勢の関係

歯のかみ合わせが悪いと、体の重心をずらしてバランスをとろうとします。頭のバランスが崩れると、肩や腰を歪ませてバランスを取ろうとするので、体のバランスやフォームが崩れ、パフォーマンスを最大限に発揮することができません。特にバランスが求められるトレーニングや体操、陸上などの競技では、歪みがない人との差は明確に出てきます。

 

 

歯並びと筋力の関係

歯を食いしばって力を発揮する際、顎が正しい位置になければ十分に力が発揮できず、顎を正しい位置にする時には歯並びが重要となります。筋力をスムーズに発揮するために必要なのは歯を食いしばることではなく、顎を適切な位置に固定することです。単純に力を出す時にだけ顎の位置を合わせればいいのであれば、歯並びや噛み合わせそのものが問題になるわけではありません。しかし、もともと歯並びやかみ合わせが悪ければ顎の位置もずれてきます。そうすると十分に力を発揮できないので、歯並びは筋力に関係があると言えます。

 

 

歯並びと運動能力の関係

歯並びやかみ合わせは運動能力に影響を与え、競技力が向上すると言われています。歯並びやかみ合わせに問題があると、顎や頭の位置が不安定になり、それを安定させるために頭頸部の筋肉がとても緊張し、肩こりや首のこりにつながります。すると体全体の筋肉緊張のバランスが崩れ、安定した姿勢調整が困難となり、結果、運動能力が低下してしまうことになります。

 

 

 

 

歯並びは虫歯や歯周病によって歯を失うことで、隣の歯が少しずつ移動したり傾いてきます。また、これは永久歯だけでなく乳歯も同じで、乳歯だからといって虫歯を放置すると生え変わりの歯に影響を与え、歯列が乱れる原因となります。このようにならない為に、定期的に歯医者へ通うことをお勧めします。

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