多職種との連携・チーム医療
当院では、ステントグラフトの先駆者"加藤雅明"医師が率いる心臓血管外科と共働して治療戦略を立てられるため、カテーテルだけでは対応が難しい病状であっても、それぞれの長所や得意分野を組み合わせたハイブリッド治療で対応します。
さらに、カテーテル治療前後のケアを多職種と連携して行うことで、複数の病院を行き来することなく、傷の処置からリハビリ、退院後についての相談までも森之宮病院でできる環境が整っています。維持透析を受けられている患者さんは入院中、当院で透析対応いたします。
多職種との連携の具体例
- 治療中に外科手術が必要になった場合は『心臓血管外科』が対応
- 手術後の筋力の衰えを防ぐために『リハビリテーション部』が対応
- 皮膚の傷の処置は皮膚・排泄ケア認定看護師、フットケア療法士が対応
- 足の切断が必要な場合は『形成外科・整形外科』が対応
心臓血管外科とのチーム医療
カテーテル治療とは基本的に、ナイロン製の風船(バルーン)や金属製の筒(ステント)で狭くなったり、詰まったりしている血管を拡げる治療です。
血管が石の様に硬くなってしまっている場合、バルーンやステントでは拡がりきらないことがあります。このような場合、硬くなった部分だけを外科的に切開し血管内の石を取り除き、他の部分はカテーテルで治療するというハイブリッド治療が患者さんの負担、傷痕を抑えるために有効です。
リハビリテーション部とのチーム医療
森之宮病院循環器内科では「機能する足を残す」をモットーとして運動療法を行っております。理学療法士が中心となりマンツーマンで運動指導を行い、退院後も生活内で定期的な運動ができるようにサポートいたします。足の傷のために歩行が難しい方はベッドサイドで筋力保持、関節拘縮の予防を中心にサポートいたします。
皮膚・排泄ケア認定看護師、フットケア療法士とのチーム医療
入院中の創傷のケア(洗浄、軟膏処置、ガーゼ保護、炭酸浴など)、退院後のフットケアを、専門の看護師が中心となり、患者さんの状態に合わせた間隔でフォローいたします。フットケア外来では生活内での些細なことでもご相談ください。
形成外科とのチーム医療
当院の形成外科は、足に傷を持った患者さんがなるべく大きな切断をせずにご自身の足で退院し、日常生活を送っていただけることを目標に治療しております。
ただ、足の傷の大きさや感染(バイ菌が傷口に入っている)の有無によっては、ある程度の箇所での切断が必要になる場合がありますので、なるべく早期に受診されることをお勧めします。
整形外科とのチーム医療
当院の整形外科は、やむなく膝の周辺で切断が必要になった方にリハビリを施し、さらに装具をつけて、少しでも高い活動力を取り戻した状態で退院・日常生活を送っていただけることを目標に治療しております。
診療のご予約・お問い合わせ先
早期診断、早期治療があなたの将来を大きく変えます。
森之宮病院の循環器内科では、下肢カテーテル治療のエキスパートが診断・治療いたしますので、他院でカテーテル治療が不可能と言われた方、下肢の切断を勧められた方、紹介状をお持ちでない方も一度ご相談ください。
TEL |
06-6969-0111(代) |
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受付時間 |
平日 9:30~17:00 |
担当 |
外来受付(1階中央処置室) |