医療機器

森之宮病院に導入されている医療機器をご紹介します。

FPD搭載X線撮影(一般X線撮影)

2024年3月に一般撮影装置の更新を行い、DR BENEO-Fx/ex(FUJI社)を導入いたしました。 前装置では、FPD(フラットパネル)とCRカセッテを併用していましたが、完全にFPD化に移行しました。 これによりさらなる高画質・低線量化を実現し、撮影時間の短縮により、負担が少なく安全に検査を受けていただけます。

 

X線TV撮影

2021年1月に日立製CUREVISTA Openへ更新いたしました。従来X-TV装置は消化管透視を重視した設計となっていましたが検査需要の変化に伴い多目的透視検査に対応を想定した設計へと変わってきました。日立は日本初、天板移動しない上下左右の透視観察を実現した事で透視下内視鏡検査や外科的処置で大幅なリスクが軽減されました。また管球から天板距離が150cm取れる事で療養ベッド上での嚥下造影も可能となり日常生活に近い環境での嚥下機能評価が出来るようになりました。

 

骨密度測定装置

2021年3月ALPHYS LFを新規導入しました、骨密度測定は従来より手や手首・踵など
四肢骨部での計測値も用いられてきましたが腰椎圧迫骨折・大腿骨頸部骨折などADL・QOLに大きな影響を与える骨折リスクを予想するには腰椎・大腿骨での測定が推奨されています。検査も10分程度と簡便な検査であり、これから迎える高齢化社会でのメディカルチェックとして活用が期待されています。

 

 

心臓・血管撮影

FPDを搭載した心臓・血管専用装置です。FPDの特性を発揮して心臓の冠動脈や下肢の動脈などの狭窄部位等を高精細画像で写す事が可能になり、循環器内科と心臓血管外科が行う各部動脈拡張術等の高度な手技も提供する事ができるようになります。開院時よりフィリップス社製血管造影装置Allura XperFD10Cを使用していましたが、2017年10月同社の新しい装置Azurion7 12Cへ機器更新いたしました。世界的に評価の高いフィリップス社の装置であり、高画質化と58インチ大型モニターを採用した事でのワークフローの向上、Clarity IQの導入により大幅な被ばく環境の軽減を実現しており(従来装置の50%低減)、患者さんや術者の医療被ばくの軽減も含めより一層の安心安全な検査が提供できるようになりました。

 

 

ハイブリッド手術室

森之宮病院では、より精度の高い血管内治療を行うため、手術室にFPDを搭載した設置型血管造影装置を導入しております。このようなハイブリッド手術室(※)を利用した血管内治療を積極的に行っています。

※ハイブリッド手術室:手術室内に能設置型血管造影装置を併設した手術室

 

64列マルチスライスCT

当院のCTは2022年3月に装置の更新を行い、SOMATOM.go.top(シーメンス製64列マルチスライスCT)を導入しました。 従来の装置に比べて画質が向上し、診断に有用な画像を提供することがます。また検査時間が短く被ばく量も低減し、患者さんの負担も大幅に軽減されます。

同機器を使って、歯科インプラント術前診断用の検査も行っています。

 

3.0テスラMRI

2024年6月より、3.0テスラMRI装置:Ingenia Elition(Philips社製)を導入いたします。 従来の1.5テスラMRIと比べ3.0テスラMRIでは、検査時間の短縮・画質向上による診断精度向上・検査音の低減が見込まれ、あらゆる部位を撮影することが可能です。 MRI装置の部屋に採光窓を設けており、音楽を聴きながらリラックスした状態で検査を受けることが可能です。

 

マンモグラフィ

乳房専用のX線装置です。乳がんの早期発見に有効なマンモグラフィ検査を行います。撮影は、乳房を圧迫板ではさんで行います。
撮影方法は上下と斜め方向で行い、左右それぞれの乳房を撮影します(検診では斜め方向のみの場合もあります)。触診でわからない小さなしこりや、乳がんにつながる微細な石灰化の発見が可能となっています。

検査は女性スタッフが担当します。
当院は大阪市・東大阪市の検診マンモグラフィ登録施設です。

 

 

ステレオガイド下マンモトーム

乳房超音波検査やマンモグラフィで確定診断の難しい場合に、針を使用して病変組織を採取する検査方法です。うつ伏せになった状態で組織の採取が可能な装置であり、以前の外科的生検に比べ、短時間で済み、痛みも少なく、傷も目立たないので安心して検査を受けてもらう事ができます。

 

PACSシステム

静止画系(富士フイルムメディカル社 Synapse)

動画系(MID社 Nahari)

開院よりフィルムを使わないPACSシステムを導入しており、診療現場に配置された画像観察用高精細液晶モニターを使って診療を行います。過去画像の検索等が容易に行えますので、検査結果が瞬時に比較できます。また画像読影室には5M高精細モニターを採用し、詳細な読影レポートを提供しています。

 

検像端末(2台)

検査画像の院内配信前の画像や患者属性情報の確認修正、シリーズの分割・結合などの画像調整に利用しています。当院ではアレイ社Quartinaとインフォコム社Irad-QAという2台の異なる検像端末を導入する事で役割を明確に分け長所を活かした運用を心掛けています。

 

被ばく線量管理システム(DOSE MANAGER)

2020年4月より診療用放射線の安全管理体制の義務化に伴い医療被ばくの適切な管理が求められます。当院ではアレイ社の線量管理システムRadamesを導入し医療被ばくの線量管理・記録に取組んでいます。

 

3Dワークステーション

ステントグラフトなどの血管内治療において3D画像は血管の形態など重要な情報を提供します。当院に導入されている富士フィルムメディカル社製 SYNAPSE VINCENTは独自の画像解析技術を用いており、血管認識精度が高く診療側に素早く治療支援画像を提供しています。

 

放射線科情報システム

RIS(Radiology Information System)は放射線科部門における情報システムであり、電子カルテと連携した放射線検査オーダーの予約管理や検査機器との接続・検査情報の管理、他部門システムとの連携などを担っています。当院は開院時より大新技研(株)のRISを採用しており、接続・連携以外に照射録管理や被ばく線量管理記録など幅広く利用しています。

 

心電図システム(EFS-8800)

従来紙出力を行っていた、心電図・負荷心電図・肺機能・血圧脈波の検査データをEFS-8800に取り込み、電子カルテにデジタル送信(ペーパーレス)することにより、診察室や病棟でも参照することが可能となりました。心電図・負荷心電図については電子カルテ画面上で拡大表示して細かな異常を捉えることや過去の結果と比較することができます。

 

ストレングスエルゴ(負荷心電図)

運動に制限がある患者さんのために、シートに座りしっかり身体を固定した状態でペダル操作の運動にて負荷心電図を行う装置です。トレッドミルや自転車型エルゴに比べて転倒などの危険がなく、安全に検査ができます。

 

CCDカメラ搭載眼底撮影装置

従来のポラロイドカメラでのフラッシュ光量の1/10で撮影でき、患者さんへの負担が軽減されます。画像をビデオ出力し、画像ファイリングすることにより過去画像の検索や比較が容易にできます。

 

超音波装置

被験者特性にあわせた画像構築により高画質の画像が得られる装置を導入しています。生理検査室内の4部屋に超音波装置を配置し認定資格を持ったスタッフを中心に、腹部・心臓・血管などの部位別に超音波検査を実施しています。検査画像は静止画像・動画像それぞれのPACSに保管する事で過去画像の検索や比較を電子カルテから速やかに確認できます

LOGIQ E10

APlio Platinum 400

APlio Platinum 300

APlio 400

の装置を使用しています。

 

高画質内視鏡検査装置

微細な病変・微細な血管や粘膜の表層構造もリアルに再現する高解像、高精細解像により微細な診断が可能となり、内視鏡医療の術者の目として活躍する内視鏡検査システムを導入しました。最新の電子スコープに加えて、従来の胃カメラ検査より苦痛が少ないと言われている経鼻電子スコープも導入しました。

2017年12月8日に高画質内視鏡装置を EVIS LUCERA ELITE CLV-290(OLYMPUS社製)に更新しました。従来のデジタルハイビジョンを凌ぐ圧倒的な高画質化を実現し検査の精度が向上しました。

 

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