ステントグラフト治療とは
局部麻酔と限定的な切開で施術できる身体への負担が非常に少ない治療法
ステントグラフト治療とは
ステントグラフト内挿術では、大動脈瘤の存在する部分に図1のようなカテーテルというストロー状の長い管を挿入します。カテーテルの中にバネ付きの人工血管を挿入し、動脈瘤部分でこのバネ付き人工血管をカテーテルから押し出して留置します。この人工血管をステントグラフトといいます。 大動脈瘤内で広がったステントグラフトは動脈瘤の前後を橋渡しする形となり、動脈瘤は血液の流れから完全に遮断されます。人工血管の外側にかさぶたがついて、動脈瘤が破裂しない状態となるわけです。 |
この方法は、太ももの付け根の部分に小さな切開(4~5cm)を入れるだけで治療ができ、他の部分は切開する必要がありません。麻酔も部分的にかける局所麻酔のみにて行うこともできますので、患者さんの体の負担は手術に比べて極めて低いという利点があります。ご高齢の方や体に弱点を持つ方にも受けていただきやすい治療といえます。
森之宮病院大動脈治療センターでは、大動脈瘤ならびに解離性大動脈瘤(大動脈解離)に対する治療を積極的に行っている全国的にも数少ない大動脈瘤の専門施設です。ステントグラフトと呼ばれる人工血管を使った体にやさしいカテーテル治療を数多く手がけています。
胸部大動脈瘤の治療例
治療前(ステントグラフト挿入前)
矢印の部分が胸部大動脈瘤。その大きさと形態で破裂の頻度が異なる
治療後(ステントグラフト挿入直後…大きなこぶがなくなっているのがわかる)
大動脈内にカテーテルを用いてステントグラフトが留置された
点線の部分にあった大動脈瘤が見えなくなっている
対象疾患別のより詳しい情報はこちらからご覧ください
従来の治療法(人工血管置換術)との比較
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ステントグラフト |
従来の治療法 |
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◎ |
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× |
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お問い合わせ先
TEL |
06-6969-0111(代) |
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受付時間 |
平日 9:30~17:00 |
担当 |
地域医療連携室・外来 |