平成２７年６月２３日（火）、大道会健康教室友の会親睦旅行に行ってきました。今年は、オオバンやカイツブリなどの渡り鳥が数多く飛来し、ナガブナやタモロコなどの固有な魚類が生息する事から、福井県で初めてラムサール条約湿地に登録された若狭湾国立公園の代表的な景勝地、久々子湖（くぐしこ）・日向湖（ひるがこ）・水月湖（すいげつこ）・菅湖（すがこ）・三方湖（みかたこ）を貸し切り遊覧船で巡る優雅な旅です。この五つの湖は、総称して『三方五湖』と呼ばれており、それぞれに水質が異なる為、色が違って見える事から『五色の湖』とも呼ばれています。

 

　天候にも恵まれ、和気あいあいとした雰囲気の中、３４名が乗り込んだバスが最初に向かったのは三方五湖です。レークセンター（船乗り場）から天井までガラス張りの遊覧船に乗り込み訪れた湖はそれぞれ違った表情を見せ、湖面に映し出される木々の美しい風景とも重なり幻想的な雰囲気を演出していました。また、船上に注がれる優しい風は爽やかさを運び、都会では味わえない、ゆっくりとした、贅沢な一時となりました。

 

 

　昼食は味自慢の宿『ホテルせくみ屋』です。若狭の自然に育まれた新鮮な海の恵みがもたらした小浜の旬の食材を生かした料理を堪能しました。足の心配な方にも心置きなく楽しんで頂くためにテーブル席をご用意。ちょっとした配慮にも大変喜んで頂けました。温泉は若狭路唯一の天然温泉『はまなす温泉』で、自然の風を感じる開放的な露天風呂を満喫し、日頃の疲れを癒して頂きました。温泉でリフレッシュした後は、恒例のカラオケで楽しんで頂きました。

 

　

　今回はオリジナルのお箸作りにも挑戦です。五色を重ね塗りされた箸の表面を機械で削り、削った深さで色を浮き上がらせます。皆さんそれぞれ個性豊かな模様を付けたオリジナルのお箸が完成しました。少し手間取った方もおられましたが、きっとその苦労がお土産話に花を添え、家族との楽しい一時を演出する事でしょう。

　

　バスを下車する時には、「遊覧船から見る景色も良かったし、波を感じられた。」「料理も美味しかったし、露天温泉も最高」「お箸作りは少し難しかったけど、とても楽しかった。いいお土産ができました、ありがとう。」などの感謝の言葉とともに、笑顔のお土産まで頂きました。今回も病人・けが人もなく、無事に終了する事ができました。

　

　社会医療法人大道会 健康教室 友の会では、毎年６月にバスで行く日帰り親睦旅行を実施しています。どなたでも参加して頂けますので、お友達を誘って私たちと一緒に楽しい思い出を作りましょう。

 

（健康教室事務局／ボバース記念病院事務部庶務課 髙木剛）