診療技術部

画像診断科

放射線

当院は小児期・青年期発症の運動障がいを持つ方々に対して、生涯にわたり一貫した医療を提供する専門病院です。
その特性上、経時的な経過画像を正確に診療側へ提供することが重要となります。私たち診療放射線技師は医療被ばく線量の最適化を含め適切に撮影画像の管理運用する事を意識し安心して放射線検査を受けて頂ける環境作りが重要と考えています。
画像診断検査についてご不明な点があれば日本放射線技師会認定放射線管理士が検査についての説明など対応させて頂きます。
 

スタッフ構成

診療放射線技師 2名

スタッフの保有資格

放射線管理士 1名
医療画像情報精度管理士 1名
医療放射線安全管理責任者講習会受講終了 1名
診療放射線技師告示研修受講終了 1名

 

主な機器の特徴

一般撮影

 

 

 

 

 

当院の特徴として乳児から成人まで成長期に合わせた脊椎部の長尺撮影や股関節部のX線撮影依頼が多くあります。小児撮影は成人と異なり周囲の状況から恐怖心など静止した状態での撮影が非常に困難な場合がありタイミングをみて適切な撮影を心掛けています。                

 

 

 

 

 

 

 

 

撮影室内に画像確認用モニターを設置する事で前回撮影画像の確認など撮影室内の放射線技師が見守り中も目を離さず画像確認ができるよう工夫しています。

 

 

 

 

FPDシステム

 

 

2024年5月よりボバース記念病院一般撮影室にて一部フラットパネルディテクタ(FPD)運用を開始しました。CRシステムと比べX線感度が高く、より少ないX線量での検査が可能となります。富士フィルム社の最新画像処理と併せた高画質低線量画像を提供する事で被ばく軽減に努めています。 
当院では富士フィルム社 DR CALNEO Smart S77を導入しています。   

 

 

 

CT装置

 

 

当院は16列マルチスライスCTを用いた検査を医療被ばくガイドライン(DRLs)に沿って実施しています。通常のCT画像に加え3Dワークステーションを用いた立体再構成画像を活用することで受診者に分かりやすい画像提供を心掛けています。

 

 

 

3Dワークステーション

 

 

3Dワークステーションは富士フィルムメディカル社Synapse VINCENTを用いています。VINCENTは3D画像作成時の画像認識精度が非常に高く短時間で高画質の診療支援画像を作成する事が可能となりました。

 

 

 

画像読込

 

 

 

工事中

 

 

 

PACS

 

 

 

工事中

 

 

 

放射線情報システム(RIS)

 

RIS(Radiology Information System)は放射線科部門における情報システムであり、電子カルテと連携した放射線検査オーダーの予約管理や検査機器との接続・検査情報の管理、他部門システムとの連携などを担っています。当院は開院時より大新技研株式会社のRISを採用しており、接続・連携以外に照射録管理や被ばく線量管理記録など幅広く利用しています。

 

 

 

 

生理検査

生理検査部門では、日中・夜間帯に記録する脳波検査や超音波検査・心電図検査および簡易PSG検査を行っています。
お気持ちに寄り添い、必要な時に待てる検査室であるよう心掛けています。検査時の困りごとがあればお声がけください。
検査を受けられる方に信頼いただき、確かな検査結果をお返し出来るよう努めています。

スタッフ構成

臨床検査技師 2名(うち非常勤1名)

スタッフの保有資格

超音波検査士(消化器領域) 2名

 

各種生理検査について

 

心電図検査

 

 

 

 

 

心電図検査では緊張が強い方や乳幼児の方など、ベッドへ寝るのが難しい場合は
バギー・車椅子に座った状態での検査・ご家族に抱っこしていただいた状態での
検査も行えます。ご本人がリラックス出来る状態を技師にお伝えください。

 

 

 

脳波検査

 

 

日中の脳波検査は可能な限り覚醒した状態から記録を行っています。
電極装着時には、付き添いの家族の方に抱っこなどのご協力をお願いすることも
ございます。装着はお好きなものを視聴しながら出来ますので、ご持参ください。
(部屋の特性上、院内Wi-Fiは繋がりにくいです。あらかじめご了承ください)

 

 

 

 

 

 

 

 

夜間帯の脳波検査では、病室にて翌朝までの記録を行っています。
ご本人が病室外へ出ることは難しいですが、病室内であれば移動は可能です。
詳しくは検査時に技師が説明いたしますが、ご質問などあれば遠慮なく
お尋ねください。

 

 

 

超音波検査

 

 

 

 

超音波検査では、心臓と腹部領域について検査を行っています。
乳幼児の方については朝寝や午睡のタイミングで行う場合もあります。
(場合によっては鎮静状態にて検査を行うことがございます)
腹部領域は基本的に絶食で行いますが、状態によっては制限せずに実施いたします。

 

 

 

簡易PSG検査

 

 

 

 

ご入院の方のみですが、簡易に夜間の呼吸状態について調べる検査も行っています。
基本的にはカニューラ(チューブを鼻に入れます)と血中酸素濃度測定のプローブを
装着して眠っていただきますが、眠った後に装着することも可能です。
※カニューラ装着が難しい場合は血中酸素濃度のみの計測となります。

 

 

 

 

 

薬剤科

薬剤科では、院内・院外を問わず患者さんに安心して薬を使用いただけるようお手伝いしていきたいと思っております。薬についての質問、疑問などがございましたら、お気軽に声を掛けてください。

スタッフ構成

薬剤師 4名

スタッフの保有資格

認定実務実習指導薬剤師 1名
スポーツファーマシスト 1名

栄養サービス科

平成26年から隣接する大道クリニックの透析患者さんへの栄養相談を行っております。
入院中の患者さんの栄養管理はもちろんのこと、外来を通じて地域の患者さんの栄養相談にも積極的に関わっていきたいと考えていますので、お気軽にご相談ください。

スタッフ構成

管理栄養士 2名

スタッフの保有資格

栄養サポートチーム専門療法士

 

検査科

体の中の変化を科学的な方法で捉える臨床検査は、現代の医療には欠かせないものです。 この領域の中でも患者さんの血液や尿などを試料として、その中の細胞成分や科学的な成分を調べる検体検査を担当しています。 常に正確・迅速を心がけています。国家資格を持つ2名の臨床検査技師が担当します。

スタッフ構成

臨床検査技師 2名

使用分析装置

日立 7170S
XT-2000i
ARCHITECTi1000SR
HLC-723G8
Elite pro
pretesterRM-805
ラピッドピア
epoc

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