スマイルナース通信

　平成28年8月25日、大道クリニックで第307回健康教室を開催しました。今回は「足のケア」というテーマで、森之宮病院皮膚・排泄ケア認定看護師の金城さんが担当しました。参加者は地域の方56名。夏休みということもあって、お孫さん連れでご参加くださった方もいらっしゃいました。内容は足の爪のケアや、水虫についての知識です。ちょっとした足のトラブルは、日常生活を過ごしていれば、誰しも経験します。講義は楽しいクイズも交えて、和やかに進みました。適切な靴サイズの選び方では、つま先に10mm程度の余裕を持たせ踵（かかと）が浮かないものを、正しい履き方では、靴が踵にフィットするように、つま先ではなく踵を地面にトントンと打ちつけて履くなど、ポイントをわかりやすく説明しました。また、足の動きを良くするグーチョキパー運動を皆さんと一緒に行い、足の爪ケアでは、スクエアオフという巻き爪になりにくい切り方を紹介しました。水虫についての話では、「日本人の何人に１人が水虫と思いますか？」の問いに、「10人に１人が水虫と言われています。」と解説したところ、参加者からは『おーっ！』と意外な多さにどよめきが起こりました。足を洗う時の石鹸の泡立てについての説明では、実際に泡立てを実演して見ていただきました。とても身近なテーマということもあって、皆さん熱心に耳を傾けていました。

（森之宮病院 看護部副部長 正壽）